お知らせ
【Our paper】Analysis of COD using CFD
In Japanese word, “nioi” is a sense of smell.
Now, we would like to explain and supplement the research paper published by Asama Institute.
1. Abstract and supplementary explanation.
2. Explanation of Figure 3 which is the main point.
3. Development example Figure 4 that seems to be suitable for clinical application.
Let’s have a good “nioi world” life!
あさま研究所の嗅覚の論文が掲載されました
あさま研究所は2017年にハイパフォーマンスPCを用いた鼻の気流の流れ方を調べるシステムを実用化しました。
これは患者様個人個人で異なる流れ方を、あらかじめ撮影したCTよりコンピュータ上でシミュレーションできるという画期的な装置です。
この装置を使い2018年から延べ300人を超える方々の鼻のデータを解析しております。
その膨大なデータから気導性嗅覚障害と診断したデータを考察した研究論文が2022年1月にPLOS ONEというオープンジャーナルに掲載されました。
当ホームページ”においワールドコラム”にて日本語と英語版の要約&補足を紹介させていただきます。
当院における院内感染防止の取り組みについて
当院ではコロナ対策を含む院内感染防止の対策として、紫外線空気清浄機の導入・大型換気扇の設置・完全予約制によるソーシャルディスタンス・個室待合室の活用によりをしております。
また、1時間おきに院内の全てのドアノブ・手すり等の消毒をおこなっております。
また急な発熱等の患者様には診察時間外に別途対応させていただいており、一般の患者様と交差することはございません。
どうぞ安心してご来院くださいませ。
令和3年2月より嗅覚外来を再開します
令和3年2月よりにおいの外来を再開させていただきます。
なおコロナウイルス感染による後遺症にも一部条件付きにて対応させていただきます。
1. 受診にあたり当院においてコロナウイルス抗体検査(自費)・抗原検査(公費)・PCR検査(公費)を実施することに同意していただける患者様。(他院での各種検査結果は、施設間での精度差異により代用できません)
2. コロナウイルス感染症は未だ未知な部分があって後遺症の特効薬は未だ存在しないことをご留意いただける患者様。
3. 嗅覚リハビリの材料費等の一部実費負担が生じる可能性があることをご留意いただける患者様。
コロナ後遺症以外の一般の嗅覚障害の患者様におけましては従来通りの診断と治療を行わさせていただきます。
新型コロナウイルス(COVID-19)による嗅覚異常について[重要]
現在、TVやネットで新型コロナウイルス(COVID-19)と嗅覚・味覚異常との関連が指摘されています。
現在のところ根拠のある情報が乏しく「正しい」とも「正しくない」とも言い切れない状況です。
しかし当院ではウイルス検査はできませんし、将来的におこなえるようにする予定もありません。
したがって、新型コロナウイルスに関する情報・検査法・治療法が確立するまで、当面の間においの外来は閉鎖いたします。
院内感染防止のため、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
令和2年3月27日 院長 浅間洋二
においの動画(嗅覚動画)~ 世界初
あさま研究所(Asama institute)にてかねてより開発しておりました鼻腔内の気流解析システムがようやく完成しようとしています。
コンピュータ流体解析(CFD:Computational Fluid Dynamics)による時間平均をしないリアルタイム推移(非定常:Unsteady)で直接計算シミュレーション(DNS:Direct Numerical Simulation)した動画は、おそらく世界初だと思います。
「いままで、神のみぞ知る鼻腔内の空気の流れの詳細を、人類が初めて知ることになる」と思うのは、誇張し過ぎる言い方でしょうか。
なお、今回の動画は、嗅粘膜付近を通過する空気だけにマーカー(流線)をつけておりますが、他の一部分だけあるいは全体の流れ方や流れる量を調べたりする、という解析方法も可能です。
身近な所では、決して他人が理解できないような、例えば自分の右鼻(左鼻)のおくの少し空気が詰まる場所、という微かな症状もこの解析システムでは他人に簡単に理解してもらえるでしょう。そしてその延長線上にはイビキや睡眠時無呼吸症の解析にも役に立つ事は疑いのないことでしょう。
実際にこのシステムを使って臨床応用した嗅覚障害の患者さんの治療経過報告を平成30年5月に東京で行われる第119回日本耳鼻咽喉科学会にて発表予定です。
今後約1年かけて設備投資とさらなるソフトウエア改良を続け、あさま耳鼻咽喉科医院のすべての嗅覚障害の患者さん、すべての鼻内視鏡手術を受ける患者さんに臨床応用をして、より良い治療実績を残し、後生にその技術を伝えていく決意です。