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においワールドコラム

においと睡眠_最新知見より

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においと睡眠

鼻の副鼻腔という空洞部分に炎症が起こる「副鼻腔炎」が慢性化した病気のことを「慢性副鼻腔炎(蓄膿症)」といいます。

年齢問わず発症し、骨格や、アレルギー性副鼻腔炎が長引いてしまうこと、炎症により粘膜が厚くなることなどが発症に関連しているといわれます。

先日のコラムでは、この「副鼻腔炎(蓄膿症)」がたばこを吸っていると悪化しやすいという報告をご紹介しました。

 

今年6月に報告されたその研究は、難治性の慢性副鼻腔炎の患者さん198人を対象にSNOT-22という22項目のアンケート調査を施行したものです。(PMID: 28600803
そのアンケートの項目は、例えば鼻をかむ程度、イビキの程度、鼻水の程度、夜間覚醒の程度、日中の疲れの程度、味覚嗅覚の程度とかかなり多岐にわたるものです。

そのアンケート調査結果を解析した結果、生産性の低下は心の不調および睡眠障害の2領域のスコア低下と強く相関することが分かりました。

 

当院でも睡眠障害がある場合に副鼻腔炎(蓄膿症)が発症する割合が多いことが経験的に明らかです。

まして副鼻腔炎が悪化すれば、嗅覚が減退するのは間違いありません。
においと睡眠の関係の間には、副鼻腔炎と睡眠障害という重要な疾患が介在していることを忘れてはなりません。

よい睡眠は記憶を定着させたり、心身の疲労回復をもたらします。また、免疫機能を強化するといった役割ももっています。

健やかな睡眠を保つことは、活力ある日常生活につながっているのですね。

においとタバコ_最新知見より

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においとタバコ

嗅覚障害を引き起こす要因のひとつに「副鼻腔炎(蓄膿症)」があげられます。
この副鼻腔炎は比較的メジャーな病気ですが、なんと嗅覚障害をきたす患者の約4-5割を占める疾患であると言われています。

そして喫煙行為、これはもちろん病気ではないですが、両方が組み合わさると一体どのような事が起こってしまうのでしょうか?

(さらに…)

においの性差(嗅覚の性差)_最新知見より

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嗅覚の性差について

嗅覚障害は女性に多い症状と言われています。

一般的に耳鼻咽喉科外来ににこられる嗅覚障害の患者さんは、男女比、3:5という統計があることが根拠でしょうか。

当院では更にもう少し女性が多いような気がしますので、少なくとも「嗅覚障害は女性に多い」というのは事実なのかもしれません。
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